正しいフォームが運動を楽にする
ジョギングやウォーキングをしている人とすれ違う時、私は必ずフォーム・姿勢に目が行ってしまいます。
キレイなフォームの人を見ると見とれてしまいます。
反対に間違ったフォームの人を見ると、もったいないなぁ と思ってしまうのです。
ウォーキング・ジョギングにおいて共通している正しい姿勢とは、背筋を真っ直ぐ伸ばした姿勢です。
背筋を真っ直ぐ伸ばすことによって、正しいフォームへと改善できるのです。
間違った前傾姿勢は故障のもと
ジョギング・ウォーキングを行う場合は重心を前におきます。
しかし、頭を前に倒したり、胸を前に出す方法は誤った前傾姿勢です。
そういった姿勢では、スピードが出かなったり、疲れが出たり、体に負担がかかってしまいます。『重心を前におくこと』とは異なります。
頭から足まで一直線にして、全体的に少し前に重心を置く感覚が正しい前傾姿勢です。
しかし、最初は難しいかもしれません。まずは、前傾姿勢は気にせずに頭から足まで一直線になるよつな癖をつけましょう。
肩甲骨を意識すれば、姿勢は改善される
では、どうすればウォーキングやジョギングの時に誤った前傾姿勢にならないのか?
それは、肩甲骨を意識して動かすことです。
肩甲骨を上手く動かすためには、ヒジを曲げて前に出ている足と同じ腕を後ろに引くのです。
厳密には『後ろに引く』のではなく、肩甲骨を背中の内側に入れる事によって、腕が自然と後ろに行くのです。
歩く、走る、ことは、下半身のみで行うことではありません。上半身でしっかりと下半身の補助をしてあげる必要があるのです。
肩甲骨を使う運動によって、足の運びが楽になり下半身の負担が軽減されるのです。
肩甲骨が動かない?
まずは、おうちで肩甲骨を動かすして腕の振りの練習をしてみてください。
「肩甲骨の動かし方が分からない」
と、いう方はいらっしゃいますか?
私は年に数回、子ども達に運動を指導をさせてもらう機会があるのですが、子ども達が走る時には、みんな上手に肩甲骨を動かしているのです。
子どもが自然に身につける走り方は、しっかりと肩甲骨を動かしたダイナミック走り方なのです。
それが何故、大人は難しいのか?
普段の生活で走ることが減り、肩甲骨の使い方を忘れてしまうのです。
仕事の合間などに、肩甲骨を内側に引き寄せながら腕を回すなど、日常で肩甲骨を意識することによって眠っている肩甲骨に目覚めてもらいましょう。
肩甲骨を動かすことによって運動の効率もあがる
下半身と腕だけで行っていた有酸素運動も、肩甲骨を動かすことによって上半身にも大きな運動効果が得られます。
それによって、消費カロリーはもちろんのこと、有酸素運動としての脂肪燃焼効果も上がります。
さらに、下半身の負担が減り長い時間有酸素運動を行えるようり、より多くの脂肪を燃焼させることが出来るのです。
肩甲骨を意識するメリットは運動だけではない!
普段の生活の中でも肩甲骨を内側に入れる事を意識すると、背筋が伸びて猫背など姿勢も直ります。また、肩こりも正しい姿勢に直すことで改善されます。そして、何より正しい姿勢はかっこいいです。
普段の生活の中でも肩甲骨を意識するだけのことで、また一歩いい女になるのです。
(^_^)ノ