ふくらはぎのヒラメ筋と腓腹筋は運動に重要な筋肉です。女性にとっては脚を美しく見せるポイントでもあります。
筋肉が全く付いていない細い脚も、筋肉隆々で逞しい脚も美しくありませんよね。
魅力的な脚を手に入れるには女性にとって正しい筋肉を鍛える必要があります。
ふくらはぎを太くしてしまう原因
ふくらはぎが太くなる主な原因は以下の3点です。
- むくみ
- 脂肪
- 筋肉の肥大
上記のいずれか、又は全てがふくらはぎを太くする原因になっています。
むくみ改善
むくみはの原因のひとつは、デスクワークなど長時間同じ体勢をすることで発生してしまいます。一息つくときに屈伸運動を行うことで改善されます。
また、ヒラメ筋はポンプの役割をして、血流を心臓へと戻す役割をします。このため、ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれています。このヒラメ筋に筋肉をつけることによってむくみが大きく改善されます。日頃から歩くことが少ないのなら、よく歩く機会を増やしヒラメ筋を鍛えましょう。
脂肪を減らすには
ふくらはぎは、体の中で脂肪が着きにくい部位です。適切なカロリー摂取、適度な運動をすると比較的早い段階で脂肪が落ちてきます。ふくらはぎに脂肪が多い方は他の部位も脂肪が多いのではないでしょうか?日頃の生活習慣を見直してみましょう。
さらに、ふくらはぎは適切な運動によって筋肉をつけることによって脂肪は減っていきます。
筋肉の肥大
上記のふくらはぎの太くなる原因別の対策は筋肉をつけることによって改善されます。
しかし、ふくらはぎの筋肉と言えば・・・
あの子たちの脚みたいになるのでは・・・ と心配されましたか?
スカートを履いているため、よく目にする女子高生のふくらはぎ。部活動の影響でしょうか。
筋肉隆々で健康的なふくらはぎを持った逞しい女子高生さん達がいらっしゃいます。
普段から運動をされている方に多いと思います。発達しすぎた筋肉によって色気がなくなってしまいますよね。
スポーツをする方には必要な筋肉ですが、脚を美しくするためには落としたい筋肉です。
「それなのに筋肉を鍛えないといけないの?」
はい、鍛えましょう。でも、トレーニングの内容に気を付けましょう。
美脚のためのふくらはぎの筋トレとは?
太くしてしまう原因は3つありましたが、筋肉を正しくつけることで全ての原因をカバーすることが出来ます。
その筋肉のつけ方なのですが、私がいつも言っている、
「女の子用筋トレは効率的ではない」
「女性にも男性用の高負荷低回数の筋トレが効果的だ」
これらの言葉は、ふくらはぎの筋肉に関しては封印です。
ふくらはぎの筋肉こそ低負荷高回数の筋トレが有効なのです。その理由は速筋を鍛えると筋肉が大きくなってしまうためです。
他の多くの部位は筋肉を大きくすることでメリハリのある美しい身体になります。しかし、ふくらはぎのヒラメ筋と腓腹筋は大きな筋肉であり、脚という細い部位においては目立ってしまうのです。
私はこの低負荷高回数の筋トレが大嫌いです。とても多くの時間を要するからなのです。
安心してください!ちゃんと鍛えられてますから!
実はみなさん気づかないうちに毎日、ふくらはぎの低負荷高回数の筋トレをしているのです。
毎日の通勤通学やウォーキング、ジョギングなどの有酸素運動によってヒラメ筋と腓腹筋は充分に鍛えられるのです。
余分な筋肉を落とす方法、つけない方法は?
ふくらはぎの両脇(腓腹筋)に既に健康的な筋肉が付いている方はその筋肉を落とす必要があります。
筋肉を落とすための一番効果的で唯一の方法。
それは、筋肉を使わないことです。
今までスポーツをしていた方は、スポーツをやめると筋肉が落ちます。
「スポーツしていないし、筋トレもしてないのに筋肉が着いちゃってる」
「スポーツをやめてから長い時間がたっているのに筋肉が落ちないよ」
という方は、歩き方に問題があるのです。
腓腹筋の役割を知って歩き方を改善しよう
腓腹筋はつま先で発生させる運動をサポートする役割と、バランスを取る役割をもっています。
多くのスポーツでは俊敏な動きをするために、速筋を鍛えるとことが必要になります。
スポーツをしていないなら、美脚を目的に速筋を落としておきたいところです。
スポーツをしていた人は、自然とつま先を意識した歩き方になっているかもしれません。歩く時はしっかりと、かかとから着地しましょう。
つま先をから着地する度に全体重がふくらはぎにかかり、速筋が鍛えられてしまします。
かかとから着地してつま先へ体重移動して、反対側の足を前に出します。その時に足の指が浮いていませんか?
足の指を使ってしっかりと地面を蹴るのが正しい歩き方です。指の付け根だけで歩いている場合はバランスが崩れやすく、両サイドの腓腹筋がバランスをとるため速筋が発達してしまいます。
また姿勢が悪い場合や左右均等でない場合、うち股、がに股、O脚やX脚の場合などもバランスが崩れ、腓腹筋でバランスを取ってしますのです。それが腓腹筋の肥大へと繋がってしまうのです。
参考⇒ 歩き方で女が決まる!おかしい歩行は美容に悪い!靴で歩き方診断
結局何をすれば良いのか まとめ
長く説明してきましたが、魅力的なふくらはぎを作るために特別にやらなければならないことはありません。
普段の有酸素運動(ウォーキング・ジョギング・水泳など)さえある程度やっておけば、大きくならない筋肉(遅筋)が鍛えられます。
筋肉がつくことで代謝があがり、脂肪が減りやすい部位なので、簡単に脂肪を落とせます。また、ふくらはぎの筋肉(第2の心臓)を鍛えることによって、むくみが改善されます。
注意しなければならないのは姿勢と歩き方。
姿勢や歩き方が悪いと体のバランスが崩れ、それを腓腹筋が補うために筋肥大をしてしまうのです。
ふくらはぎは脚を美しく見せるために重要であり目立つ部位です。そのため厳しいトレーニングを実行しなければならないと言う先入観はありませんでしたか?ふくらはぎは、ふくらはぎのための運動をやらなくても美しくなれるのです。