秋といえば食欲の秋、秋といえば秋サバの秋。
秋サバは油が乗ってて美味しく、さらに体にも良いのです。
サバにはマサバとゴマサバがいますが、秋サバといえばマサバを指します。
この時期のマサバが美味しい訳は冬に向けて脂肪を蓄えている点にあります。
脂肪と聞くと、
「ギョギョギョ」
とされたかもしれませんが、魚に含まれている脂質は健康によいのです。
サバなどの魚の脂質とは？
魚に含まれている脂質は多価不飽和脂肪酸といい常温でも液体の脂質です。
不飽和脂肪酸は血中コレステロールを減らす役割があります。
その中で魚に含まれる多価不飽和脂肪酸は体内で作ることが出来ないため食品から摂る必要があります。
これに対し、牛肉や豚肉に含まれる脂質は飽和脂肪酸といい常温では液体になりません。不飽和脂肪酸とは反対に中性脂肪やコレステロールを上昇させてしまいます。
頭がよくなるDHAと血がサラサラになるEPA
青魚に多く含まれる多価不飽和脂肪酸はDHA（ドコサヘキサエン酸）やEPA（エイコサペンタエン酸）に変化します。
DHAは脳を作る原料です。その中でも記憶や学習機能に重要な海馬は、より多くのDHAによって構成されています。
DHAをしっかりと摂取することによって、脳を活性化させ記憶力や学習能力の向上につながるのです。
脳にとってとても重要なDHAですが前述のように体内で作られることがなく、食品からとる必要があるのです。
EPAは血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを低下させる役割があり高血圧や動脈硬化のリスクを抑えることが出来ます。
また血流が良くなることで多くの女性の悩みである冷え性が改善されます。
しかしDHAと同じように体内で作られることがなく、食品からとる必要があるのです。
その他にもDHAとEPAはアレルギーを抑えたり、生理痛を抑える役割があります。
参考→憂鬱な生理痛を吹き飛ばす！頭痛、下痢、吐き気を緩和する方法とは
他にも栄養素がいっぱい
皮膚や粘膜の調子を整えるビタミンＢ2や骨を丈夫にするビタミンＤ
普段は、中性脂肪やコレステロールを増やす飽和脂肪酸と一緒に摂りがちなたんぱく質。
サバは秋においしいだけでなく、健康にも大きな効果があるのです。