布ナプキンの使用している方の始めるきっかけは『生理痛改善』『冷えを改善』などメリットだと思います。また、最近ネット上で紙ナプキンが体に悪いとの情報も流れています。本当に紙ナプキンは体に悪いのでしょうか?
紙ナプキンが体に悪い?
私は、布ナプキンを使用していますが、面倒な時は紙ナプキンを使うことがあります。また、外出時などに不安な時は予備用として体積が小さいため紙ナプキンを持つことがあります。私が布ナプキンを使用している理由は紙ナプキンに大きなデメリットがあるからでなく、布ナプキンが生理痛の軽減してくれるためです。
最近ネット上で『紙ナプキンは体に悪い』とよく言われていますが、読んでると???となってしまうことが多いです。
例えば、紙ナプキンの素材は主にポリエステルなどの石油系の素材で出来ています。石油系素材で出来ているから体に悪いなんて言っていたらきりがありません。服だって天然素材ばかりじゃないし、ショーツだって天然素材ばかり履かないでしょ。
布ナプキンに使われている綿やシルクと比べると、化学繊維はムレやかぶれのリスクは高まりますが、今の紙ナプキンはそれほどムレやかぶれが気にならないように思います。夏場は布ナプキンじゃないときついかもしれませんが。。。
紙ナプキンのデメリット? 経皮毒とは?
最近紙ナプキンのデメリットとして特に言われているのが『経皮毒』です。
何かを吸収する時に口から摂取する『経口吸収』と、皮膚から吸収する『経皮吸収』があります。
毒素を経口吸収した場合は吸収率は高いですが、肝臓などで解毒されます。これに対し皮膚から吸収した場合は肝臓などの体内の解毒する消化器に毒素が運ばれないため解毒されずに血液に乗ってしまい体内に蓄積されてしまいます。
数年前のシャンプーやリンスの経皮毒が騒がれました。頭皮は腕の内側と比べ3.5倍も毒素を吸収してしまうようです。
それと同じように性器は腕の内側の42倍も毒素を吸収するようなのです。
紙ナプキンの経皮毒リスクは?
紙ナプキンは化学繊維で出来ています。さらに吸収をよくするポリマー、清潔に保つため使用されている塩素系漂白剤をしようするため微量のダイオキシンが残っておるなどの情報があります。
これらを腕の内側の42倍も吸収力がある陰部に当てることによって、体内に吸収してしまうというものです。
しかし。現在紙ナプキンで使用されているポリマーは赤ちゃんの紙おむつにも使用されている安全性が考慮されたものです。
塩素系漂白剤は現在は使われていないナプキンも多くあります。
また、化学物質は粒子が小さく皮膚から吸収されやすいのですが、ステロイド剤などの塗り薬やシャンプーは直接肌に塗り込むものです。紙ナプキンは肌に塗るものではなく接触するものです。塗り薬などと同じように並べられていることには違和感があります。
同じように衣服などは化学物質がイッパイです。私たちの生活を楽にするために化学物質は溢れています。その化学物質をいちいち気にしていては生活ができません。
布ナプキンは化学物質がないのか?
綿を作る時には多くの化学肥料や農薬を使用しています。綿自体の残留農薬は少ないのですが、ないとは言い切れません。また、環境にも配慮して布ナプキンを と考えている方は綿の栽培によって周囲環境に及ぼす影響を勉強する必要があります。
残留農薬や環境を考えるのであればオーガニックナプキンを使用しましょう。
参考外部リンク→NPO法人日本オーガニック・コットン協会
オーガニック布ナプキンを使っていても、化学洗剤で洗濯をすればオーガニックではありません。布ナプキンは繰り返し使うため、清潔に保つためには化学薬品を使用せざるを得ません。化学薬品に神経質になりすぎると生活が出来なくなってしまいます。
紙ナプキンと布ナプキンどっちを使う?
紙ナプキンと布ナプキンの選択で、化学物質を考慮するのはナンセンスな気がします。
どうしても化学物質が気になるのであれば布ナプキンの方が安全性が高いのかもしれません。
しかし、血液媒介の感染症(B型肝炎・C型肝炎・HIVなど)をお持ちの方は周囲の方への感染のリスクもあることを忘れないようにしましょう。
布ナプキンには着け心地のよさや冷えの改善、蒸れ・かぶれ防止のメリットがあります。生理痛が改善・解消される方も多いと思います。
紙ナプキンは手軽さという大きなメリットがあります。上記のような悩みがないのであれば、わざわざ布ナプキンを使用するメリットは薄いと思います。
自身の身体と手間が増えることを考慮し自分にあったナプキンを使用することが大切ですね。