デコルテが開いた服を着て、いざ出勤!って時にデコルテや胸元にニキビを発見して慌てて着替えて遅刻ギリギリに!
なんてこと一度は経験したことありますよね?
そんな慌ただしい朝にしないために普段から気をつけてしっかりケアすることでニキビが出来にくくなります。
実は私はよくデコルテや胸元にニキビが出来ていました。デコルテに出来てしまうと着れる服が限られてしまいますよね?デコルテに2つ同時に出来ちゃったら絶対にデコルテを出したくないですよね。
コンシーラーで隠しても不安だし、服や下着が汚れるし。。。
それに、体のニキビってなかなか治らないですよね。ニキビ痕の赤い色がいつまでも残ったり。
そんなニキビを作らないためにまずは体ニキビが出来る原因を探っていきましょう。
体ニキビができる原因は?
顔のニキビも体のニキビの同じような形状をしていますが同じものではありません。
そのため、顔用のニキビ薬を使っても効果がないことがあるのです。
顔のニキビの原因はアクネ菌という菌類であるのに対し、体のニキビはマラセチア菌という真菌類なのです。真菌類とはカビの仲間です。
菌類は薬を使うと比較的簡単に殺菌できるのですが、真菌類はなかなか倒すことができないのです。
それが、体ニキビが長引いてしまう原因です。
体にニキビができる原因はたくさんあります。その中で何が原因か心当たりがあれば効果的な対策ができるのです。
まずは自分のニキビの原因を突き止めてみましょう!
乾燥は皮脂の原因!皮脂はニキビ菌の原因!
アクネ菌もマラセチア菌も皮脂が好きで皮脂をエサにしています。皮脂の過剰分泌によってニキビが出来やすい体になってしまいます。
皮脂を過剰分泌をさせないための一番のポイントは保湿です。
体の乾燥対策が手薄になっていませんか?
顔の保湿に一生懸命になっても、体の保湿は適当にすませちゃっている方が多いのではないでしょうか。
私は顔や腕はしっかり保湿をしますが、デコルテや胸元の保湿はそんなに考えていませんでした。
お肌は乾燥から肌を守るために皮脂を一杯だして水分が出ていかないようにしてくれているのです。そのために皮脂が多くなり毛穴がつまりマラセチア菌にいっぱいエサを与えていたのです。ニキビ菌を養殖してるようなものです。
体にも顔と同じように保湿ケアが重要なのです。
ボディローションを使おう!成分の確認も忘れずに
体の保湿といえば乳液を連想されるかもしれませんが、乳液はお肌のバリアの役目はしてくれますが、水分ではありません。水分をしっかりと補充してくれてるローションが乾燥を緩和してくれます。その水分をしっかりとお肌に留まらせてくれるセラミドやヒアルロン酸が配合されているローションを選びましょう。
体用のローションにはセラミドやヒアルロン酸が配合されていないものが多いので成分の確認しましょう。
化粧水をお肌になじませてから、乳液などでケアすると効果的です。セラミドには種類があり、保湿の役割をしてくれるのはセラミド2とセラミド3です。
お肌の健康的な水分率は32パーセント~40パーセントです。
意外と知らない方が多いのですが、肌水分計というものがあります。自分のお肌の状態が知れるので持っていても良いかもしれませんね。おもしろいですし(*^^)
体の皮脂は乾燥以外にも原因が!ホルモンバランスの乱れ
皮脂の過剰分泌は乾燥によるものだけではありません。
ホルモンバランスの崩れも皮脂を過剰に分泌される原因です。
皮脂の分泌に影響を与えるホルモンは主にエストロゲン、アンドロゲンです。
エストロゲンは美肌ホルモンと呼ばれる美容には欠かせない女性ホルモンで、アンドロゲンは男性ホルモンです。
アンドロゲンには皮脂の分泌を促す役割があるのに対しエストロゲンには皮脂の分泌を抑える役割があります。
男性ホルモンがお肌に悪いのかというと、そういう訳ではなく皮脂はお肌への刺激から守ってくれるバリアの役割をしているのです。
また、女性ホルモンであるエストロゲンも過剰に分泌されると皮脂の分泌の抑制作用が強くなり乾燥肌になり、結果的にお肌を守るための皮脂が多く分泌されてしまいます。また、エストロゲンが多くなりすぎると乳ガンや子宮内膜症や肝疾患に繋がります。
そのため、女性ホルモン優位を保ちつつ、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスを崩さないことが重要になってくるのです。
ホルモンバランスを崩す原因
女性ホルモンであるエストロゲンは卵巣から分泌されるのですが、卵巣に女性ホルモンを分泌する指令を出しているのは脳です。
脳がストレスなどを受けたり自律神経神経に乱れが生じると正常にエストロゲンの分泌を促す指令を出せなくなってしまいます。
エストロゲン分泌の指令が阻害される原因
過度のストレス
不健康な食生活
慢性的な睡眠不足
運動不足
女性ホルモン優位に!ホルモンバランスを保つ生活
脳はストレスに弱くホルモンの分泌に影響が出てしまいます。寝る前にゆったりとした時間を作るなどストレスを翌日に持ち越さないように工夫しましょう。
寝る前のお風呂やアロマなどはストレスを和らげるために効果的なだけでなく、より充実した睡眠ができるようになります。
また、自律神経の乱れは、エストロゲンが効果的に分泌するのを阻害するだけでなく、男性ホルモンの分泌を促す交感神経が優位になってしまいます。そのような状態が続けば皮脂が多く分泌しニキビの大きな原因となってしまうのです。
自律神経を整えるためには、睡眠と運動が重要です。適度な運動と充分な睡眠をとり生活のリズム整えましょう。
また、ホルモンバランスを整えるビタミンB6、女性ホルモンの生成を助けるビタミンEを含む食事が効果的です。
ビタミンB6を多く含む食品
- マグロ、カツオ
- 牛、鳥のレバー
- 酒粕
- にんにく
- 鳥の挽き肉
ビタミンEを多く含む食品
- アーモンドなどナッツ類
- オリーブ(オイル・ピクルス)
- モロヘイヤ
- うなぎ
- とうがらし
ビタミンEは体内で生成することが出来ないため、食品から摂取する必要があります。女性ホルモンの生成を助けるだけでなく、お肌のターンオーバーを促進する効果もあり、なかなか治らない体ニキビのニキビ痕や色素沈着の解消にも効果的です。
また、自律神経を整える働きがあるカルシウムやエストロゲンに似た効果がある大豆イソフラボンを含む食品を多く摂りましょう。
カルシウムを含む食品
- 小魚
- ごま
- ひじき
- 乳製品
- パセリ
大豆イソフラボンを含む大豆食品
- 納豆
- 豆腐
- 大豆飲料
- きな粉
- 油揚げ
このほか、マグネシウムを多く含む海藻類なども自律神経を整える重要なミネラルです。
ただし、片寄った栄養素やミネラルをとるのではなく、バランスよく食事をとることが重要です。
不足しがちの時はサプリメントから摂ることも有効ですが、過剰に摂取しないように注意が必要です。
お肌の汚れ・刺激
お肌の汚れは毛穴をつまらせます。また刺激を受けることによってお肌がダメージ受けニキビなどのお肌のトラブルの原因になります。
シャンプーやトリートメントの付着
見落としがちなのが、シャンプーやヘアートリートメントの洗い残しです。髪の毛をきれいにすすいでも、シャンプーなどが背中や胸に残ってしまうことがあります。
背中は手が届きにいので、シャワーをかけるだけで終わらせていませんか?
胸の谷間や乳房の下などもシャンプーなどが残りやすい部位です。
また、すすいだ後の髪に残っているシャンプーなどが、背中に髪の毛が接触した時や髪から滴が落ちた時にお肌に付着してしまいます。
トリートメントをしている最中に髪を下ろしているロングヘアの方は背中に残っている可能性が大です。
特に背中のニキビやデコルテ、胸などのニキビに悩まされている方は注意してみてくだい。これが一番の原因であれば対策も簡単です。しっかりとすすぎを行いましょう。髪を洗った後に体を洗ったり、湯船につかるのも有効な対策です。
また、ナイロンタオルはお肌に余計な刺激を与えます。ゴシゴシするのは気持ちいいですがお肌は困ってます。
お風呂上がりのバスタオルでのゴシゴシも同様です。
添加物や窮屈な下着がお肌の刺激になる
化学物質が含まれる化粧品はお肌のトラブルの原因になります。体質によっては大きな刺激になってしまうことがあります。化粧品、ボディケア用品を変えてみてはいかがでしょうか。
すすぎ残しがある洗濯物はお肌に刺激を与えてしまいます。特に冬場は粉石けんは溶けにくく、衣類に残りやすくなってしまします。洗剤を多く使いすぎたり合成洗剤や香りが強いものを避けることがニキビの改善につながるかもしれません。
特に背中のニキビがひどい方はこれが原因かもしれません。合成洗剤から洗濯石鹸に変えてみて様子を見るのも良いかもしれません。
締め付けがある下着もニキビの原因になってしまします。寝るときはきつくない夜用の綿のブラがあればいいですね。
化学繊維の服がお肌に擦れるなどの刺激も気を付けましょう。おしゃれが気になる方はせめて寝る時はお肌に優しい綿やシルクの寝巻きにするといいですね。
あお向けで寝ていると背中に汗をかいてしまいます。汗で寝具が濡れてしまうと雑菌が繁殖してしまうので、寝具や寝巻きを清潔にすることも重要になってきます。
ニキビには様々な要因があるため、自分のニキビの原因を突き止めて一つづつ改善していきましょう。
背中のニキビに気を付けて!
時おり背中のニキビがひどい状態で背中を出したファッションをしている女性に遭遇します。
「彼女は背中のニキビに気づいてないのかなぁ」
なんて他人事ながら心配しちゃうことありますよね?
ニキビに気付くのが遅くなりケアが出来ず治るのが長引くと、それだけニキビ痕も長引きます。
自分の体をよく観察することも大切です。背中やお尻など見えにくい部位もパートナーなど、他人にはよく見える上、注目される部位です。
お風呂上がりに鏡の前で身体に異常がないか確認する習慣をつけましょう。
ニキビを治しながら新しいにきびが出来るのを防ぐ!ニキビに有効な成分
前述のように生活習慣の見直しでニキビができにくくなったり、ニキビを悪化させないようになります。
しかし出来てしまったニキビにはどういう対処をすればよいのか、またいろんな対策をしていても新しいにきびが出来ちゃう場合は、体ニキビの薬や体ニキビケア化粧品を使用する手もあります。
まずは進行中のニキビを治す頼もしい成分を紹介します。
マラセチア菌を倒すイソプロピルメチルフェノール
イソプロピルメチルフェノールは殺菌作用だけでなく抗真菌作用があります。つまり顔のニキビの原因菌であるアクネ菌を倒すだけでなく、真菌(カビ)の一種であるマラセチア菌をも倒すことができるのです。これによりデコルテや胸、背中などの体ニキビの炎症を緩和させることができるのです。
赤ニキビなどの炎症を緩和するグリチルリチン酸
グリチルリチン酸とは甘草から抽出される成分で古来から薬として使用されていました。漢方薬の大半にグリチルリチン酸が配合されています。
化粧品の成分でグリチルリチン酸2Kやグリチルリチン酸ジカリウムと表記されているのは、グリチルリチン酸が水に溶けにくいため、水溶性にしたもので持っている作用はグリチルリチン酸と同じです。
抗炎症作用がありニキビの炎症を抑える働きがある他、抗菌作用や抗アレルギー作用があります。体のニキビ薬として優秀な効果を発揮してくれます。
気になる副作用ですが、グリチルリチン酸が副腎皮質ホルモンの一種であるアルドステロンと似ているため、グリチルリチン酸を大量に経口摂取した場合は体がアルドステロンの分泌を抑制してしまう偽性アルドステロン症になる可能性があります。しかし外用としての使用では全く心配ありません。
ニキビケアに多くの作用があるアラントイン
アラントインはコンフリーという植物のから抽出される成分で、ニキビ改善に大活躍をしてくれるのです。
優れた抗炎症作用があり赤にニキビをきれいに治してくれます。炎症が治る過程でケロイドが作られないのもアラントインの優れた長所です。また、お肌のターンオーバーを促進する働きもありニキビ痕を早く落ち着かせることができます。
アラントインが優れている点は抗刺激作用もあるところです。アラントインを配合することで他の刺激がある成分がお肌に与える刺激を緩和させるのです。このため目薬や歯磨き粉にも使用されています。
副作用や毒性もありませんので、アラントインが配合されていることもニキビ薬やニキビケアを選ぶ基準になると思います。
ニキビを作らないための保湿成分
セラミド2、セラミド3やヒアルロン酸などの保湿に優れた成分も心強い味方です。化粧水の成分を確認しておきましょう。これらが配合されているニキビケア化粧品もあるので便利ですね。
ニキビを治すことより重要なことはニキビを作らないことですよね。前述の日常の習慣や食生活を気を付けるだけでなく、しっかりとお肌のケアをしていきましょう。
敏感肌・ニキビ肌に刺激的な成分
いくら体ニキビに良い成分が入っていても、お肌に悪い成分・物質が入っていれば意味がありません。悪化することもあります。
お肌に刺激を与え続ればニキビは長引いてしまうだけでなく、新しいニキビが次々にできたり他のお肌のトラブルになってしまうリスクが高くなってしまいます。ケア化粧品を購入する時は、よい成分だけ確認するのではなく悪いものが入っていないかを確認しておきましょう。
お肌に悪影響を与える可能性がある物質
ニキビが治ってもニキビ痕がなかなか治らない
ニキビの炎症が引いても、長い間赤い状態が続いてしまうことがあると思います。
ニキビ痕はなかなか治りません。治るのに1年くらいかかった知人もいます。
ニキビ痕の治りが遅い原因はお肌のターンオーバが正常に働いていないのが原因です。
ターンオーバが乱れる原因は、片寄った食事や睡眠不足や運動不足などの生活習慣によるものや、乾燥や慢性的なお肌の炎症などが挙げられます。
ターンオーバーが遅れると古くなった角質がいつまでも残ってしまいニキビ痕がなかなか治らなくなってしまいます。
バランスの良い食事ってなかなか難しいですよね。サプリから摂るのも選択肢のひとつだと思います。
サプリを使用するのであればアミノ酸が多く含まれているプラセンタがターンオーバー促進には有効です。
ニキビケア化粧品の選び方
生活習慣を改善してもなかなか体のニキビが治らなかったり、早く治したい場合はニキビケア化粧品の使用を検討されるかと思います。
しかし選び方を間違えると悪化する恐れもあります。
顔用のニキビケアや思春期用のニキビケアに注意!
思春期の方が使うニキビ薬には硫黄製剤が使われていることが多いのです。角質を柔らかくして毛穴のつまりを改善する優れた効果がある硫黄製剤ですが、皮脂分泌を抑えお肌を乾燥させる作用が強く働きます。皮脂が多くお肌に潤いがある思春期であれば効果的ですが20代後半~30代以上になると、強すぎる効果にお肌が悲鳴をあげてしまいます。
また、硫黄製剤の殺菌作用で顔の原因菌であるアクネ菌に効果があっても、体の原因菌であるマラセチア菌には効果が薄いのです。
ニキビ薬やニキビケアを選ぶ時は体用を選ぶ必要があります。
効果的成分、添加物に注意
顔ニキビではなく体ニキビに効果的な成分が配合されていて不要な添加物やお肌の刺激になる物質が配合されていないものを選びましょう。
条件を満たした薬用ニキビケアをいくつか紹介します。
クリスタルモーション
保湿成分のヒアルロン酸やセラミド
抗炎症作用があるグリチルリチン酸、
アラントインが配合されている他、
ターンオーバを促進する、
プラセンタエキスが配合されています。
デコルテや胸元、背中など体ニキビに特化した成分が配合されています。
背綺麗(セキレイ)
有効成分:グリチルリチン酸、トラネキサム酸
トラネキサム酸とはメラニンの生成を、
抑制する作用がありニキビ痕の黒ずみなどを
ふせいでくれます。
そのため、
シミやそばかすにも効果があります。
メルシアン
有効成分:グリチルリチン酸、カッコンエキス
、水溶性プラセンタ、PCA、
トレハロース(保湿成分)
背中ニキビのケアにはおすすめです。
でも一番大事なのは生活習慣
ニキビを治す為に重要なことは、お肌の調子を整えることです。
ニキビケアに薬品、化粧品を使っても生活習慣が悪ければニキビは完治しません。
食生活や衛生面に充分注意して補佐的にニキビ薬やニキビケア化粧品を使うことが大切です。